子どもに伝えたい、なぜ勉強が必要なのか
「勉強嫌だー。したくない」よく子どもから聞く言葉です。子どもに説明するにもどう説明していいのか一苦労します。しまいには、「いいから早く宿題しなさい」と怒鳴りつけるのがやっとで、親もへとへとで、子どもとの根競べになります。
では、なぜ勉強しないといけないのでしょうか。
ベトナム女性の成功体験に学ぶ、学びの力
あるベトナムの女性の話をします。テレビ寺子屋で話していた内容です。
ベトナムから働くために日本にやってきましたが、日本語が分からず就ける仕事は会話をしないビルの掃除で安い賃金で重労働でした。そのため一生懸命に日本語を勉強しました。
会話ができるようになると仕事のできる範囲が広がっていきました。まずは、接客できる仕事に就きそのあとは通訳ができるようになり、収入も徐々に上がっていったそうです。
現在はベトナムと日本の懸け橋になり活躍をしているそうです。
知識が未来を広げる、勉強がもたらす可能性
多くの小さい子どもたちは、将来なりたい職業を明確に持っている子どもは少ないはずです。大人になってやりたい仕事を見つけたときに、色々な知識を持っていると自分が成りたい好きな仕事に就ける可能性が広がります。
たとえば、中学を卒業し社会に入る人は右も左も分からずに社会に飛び込み苦労をするでしょう。でも目標をはっきり目指すことで自分のしたいことが見つかりその道で名を残す方もいらっしゃいます。
高校や大学を出たからと言って目標を持たず過ごす人は、何も得ることがなく終わることも多いようです。
物を学ぶことは学歴ではありません。しかし、コツコツと学業を学び高校や大学までに経過することで自分のしたいことが見えてきます。その時につきたい仕事が見つかれば道は近くなります。
なんの学びがなく、その時に自分の付きたい仕事が見えてきてもそこからの努力は生半可なものではありません。
そのために、学びは必要となります。自分のしたい仕事が見つかったときに今までの学んだことで視野が広くなり、現実に近づき選択肢が多くなります。
そのために勉強が必要となります。勉強だけではなく遊びも同じです。友達と遊ぶことで考える力が付きます。すべてが生きる糧となる勉強なのですね。
コツコツ学ぶことは、自分になりたいことが見つかった時のための基礎となるのではないでしょうか。