よく虐待をした人に聞くと、
「虐待ではない。しつけだ」と言葉が返ってくる
では、しつけと虐待に違いは何か
しつけの目的、虐待の特徴、見極め方について考えてみよう
しつけ:子ども自身が、自分の感情や行動をコントロールできるように導くことが「しつけ」
子ども自身が納得しやすい方法で行われ、健全に育つために必要な行動を学ばせるのが目的
虐待:子どもの成長に悪影響を与える行為で、親が自分の価値観を力や感情で押し付け、肉体的、精神的な苦痛や恐怖を与え、子どもをコントロールしようとすることであり、子どもは恐怖心や自尊心の低下など深い心の傷を負う
5つの虐待
心理的・身体的・ネグレクト・性的・放棄または放置
子どもをそだてていると、イライラして怒ってしまう事もある。つい感情で怒って子どもをコントロールしようとする
それでもいうことを聞かない
徐々に親もエスカレートしてくる
大きい声で怒ったり、冷たく突き放したり そんなことは日常茶飯事かも知れない
そんな気持ちも子育てをしているとよく分る
時代背景もある。以前は当たり前のことだった。情報の少ない時代は親の言うことが一番だった
親の言っていることに従えば間違えはない、と
今は違う!! 親の経験で躾けるのではなく、自分で選びながら自分の人生を切り開いていけることができる
でも幼児期にはそんなことは分からない。親が一番だ!
見極め方
大人のはけ口や過剰な支配になってはいませんか。自分の不安が強い、イライラしているをことを子どもにぶつけ、躾と勘違いしながら長時間正座をさせ説教をする、叱って殴るときも見える顔などではなく見えないところで殴るなど、自分の感情で行ってはいませんか。
虐待をする親の特徴
1.自分の経験に固執する
2.「厳しさが愛」と信じている
3.「子どものため」という意識が強い
4.子どもの感情に無関心 自分の感情を優先する
5.自分の感情のはけ口としてのしつけ
親がそれに気づけばよいが、気づかなければすぐに親から離れろ!! でもそれは成長してからになるに違いない。
小さい子どもはどうするか?
子どもを見守るのは、地域コミュニティーが大切だが薄れていく近頃・・・。
大切なことは、親を孤立させないこと 地域で子育てをすること
仲間がいることを知らせ頼れる安心を伝えること
そんなことでも、救われることがある
近くにいる信じられる人に相談をして欲しい。誰でもよいからSOSを!