スポーツ選手にしたい、学者にしたい、いやいや普通の子で元気に育ってくれれば!
大谷選手はとても素晴らしい!うちの子どもでは到底真似ができないが、一人でもあんな子どもがいれば・・・。
そんな思いを一度はしたことがあるはず。
大谷選手の家族はスポーツ一家で、そのような環境で育っています。そして、やっぱり遺伝ですよね。
「子どもは親の思い通りにならず」とはよく言いますが、性格や知能は遺伝で作られるのか環境で作られるのか必ず議論になるところです。
遺伝の割合が強く出てくるのは、顔つきや体つきになりますよね。親子でそっくり、小さいときはそうでもなかったが歳をとるにつれて父親に似てきたり、母親に似てきたり。後ろ姿などはそっくりということもしばしば。兄弟姉妹でもよく似ていることがあります。とくに骨格は最も遺伝の影響を受けやすいといわれています。
箱根駅伝などをみていると、兄弟で出ている人や親が駅伝にでたことがあるなど運動能力は遺伝の影響を受けやすくなっているそうです。大谷選手は人方ならない努力の人ですが、やっぱり遺伝が強いことが分かります。
知能どうでしょうか
小さい頃は環境の影響が大きく、年齢を重ねるにつれて遺伝の影響が強くなることが分かってました。遺伝子の影響が60%程度、環境の影響が40%程度といわれていますが、子どもの頃の経験や体験の差で大人になってからの年収に差がでて、資質や能力面などに影響を及ぼしていることが分かってきました。体験格差が大人になって影響を及ぼしていることが分かります。
性格はどうでしょうか
性格は遺伝が50%で環境が50%といわれています。しかし虐待にあった子どもは遺伝子が変化し次に世代に引き継いでいくことも分かってきました。
私たちは古代から環境に合うように遺伝子を進化させたり後退したり、次の世代に受け継がれ環境に適したものが生き残られるようにしてきました。
元々とても活発な明るい子や聡明な子でも虐待にあうと脳の一部が縮み、遺伝子に変化して組み込まれることが分かったそうです。その環境に生き残るために遺伝子が変化(進化)しそれが次の世代に伝わっていきます。
虐待は連鎖するはそこから来ているのかもしれません。
それを考えると環境50%とはけして言えないことがわかります。
子どもの遺伝子の伸ばせられる能力を見つけ、それができる環境をつくりあげられることが一番なのかもしれませんね。
物事を思考する家庭には考えられる子が育ち、感情で解決しようとする家庭には感情で物事を解決しようとする子が育つのかもしれません。