子育て心理学12.「不安時の決断」

今年初めての雪
令和6年2月5日

雪国育ち

雪が降ると雪国育ちの私はホッとします。2月生まれだからでしょうか。

表現がおかしいですが、雪が降る空を見上げていると白い空から灰色のゴミのように見える雪が降ってきます。顔の近くにくると灰色のゴミくずのようなものが真っ白な雪に見えてきます。雪国に住んだことがある人であれば分かると思いますが、雪が降るときに太陽が見えるときがあり(月の様に丸くて光を放って)とても幻想な気持ちになりその太陽がとても好きでした。

私も夫も会津出身ですが、山奥深いところに住んでいた夫は「町場に住んでいたから雪の大変さを知らないのだろう。山奥からは学校にいくのも大変だったんだ」といつも言われます。学校へは行きはスキーで下っていき、帰りは上りでスキーを担いだりしハの字(ハの字の形で登る・・・ボーゲン?)でのぼったり大変だったようです。

日ごろ雪がないところに住んでいる人は雪が降ると大慌てです。雪国から離れて30年も経過した私も初心者同様大慌てです。

いつもなら気にしないことが不思議と気になります。食材は大丈夫だろうか、買い出しに行った方がよいか、翌日は道路も凍ってしまうかもしれないが二日くらい経過すれば道路の凍結もよくなるはずなのにとても不安になります。ついに我慢できずに買い出しに出かけました。まだ雪が降りだしたばかりで日中ということもあり、道路に雪は積もっているものの凍結はしておらずノーマルタイヤでもOK。ハラハラドキドキしながらの運転です。

不安がもたらすもの

いつもは買わないものまで購入し帰宅。帰宅するときに車のガソリンがあと目盛りが2つ・・・なにかあったらどうしよう・・・と。
いつもなら気にもしないことが気になり、買い物帰りにガソリンスタンドへ寄って給油。

人間は不安になるとじっとしていられないのでしょうか。

つい何かをしなければ、行動を起こさなければと焦ってしまいます。不安だからこそじっとはしていられないのでしょう。
しかし、今回買い物に出かけた私は事故には合わなかったのですが、雪道では普段と違い事故に合いやすいのは自分でも分かっているのに買い出しに出かけてしまいました。家にはカップラーメンもあるし冷凍食品もあり2~3日であれば過ごせるはず。でも不安が先に立ちじっとしていられず買い出しにという結果になってしまいました。事故がなかったからよかったものの危険が大です。

人は不安になると何かしなければとうい気持ちになるようです。

でも、不安になった時の行動は冷静な判断はできません。かえって空回りすることが多いようです。
心理学を学んだときも、悩みがあるときや不安なときは決断をしないこと・判断をしないことを教わってきます。不安のあまり行動しても決して良い結果を生まないからです。目先のことだけを考えて判断を間違えるからです。
子育ても同じです。不安な状態で子育てをしていると、今だけの親の感情で怒ってしまったり甘くしてしまったり・・・。

自分の精神状態を安定させ、どうすればよいか考えることが必要です。

雪が降ったことで不安になり買い出しにいった私が言えることではないですが、不安なときこそ冷静な判断で心を落ち着かせることが大切だと振り返った私でした。(私も事故がなかったからよかったものの、運転は気を使いながら大変でした💦)